ウィリアム・モリス

william-morris.png

イギリスでは19世紀中ごろから、
粗悪な工業生産品の弊害が指摘され、
政府がデザイン政策を講じたがあまり効果がなかった。
ジョン・ラスキンはこれに警鐘を鳴らし、
職人たちが技術を凝らした中世のものづくりに学ぶbきだとした。

ウィリアム・モリスは、ラスキンの思想に共鳴し、生活と芸術の統合を提唱した。
フィリップ・ウェッブに設計を依頼し、自宅として赤い家を建てた。

当時の住宅は漆喰仕上げが普通だったが、モリスはレンガの色をそのまま活かした。

室内は白い壁、
ブラウンの樫の階段は、
親柱の先端にピナクル(小尖塔)のような装飾、
天井は青いディステンパー(水性塗料の一種)による装飾が施されている。

グリーン・ダイニングルーム

いちご泥棒

モリスは、不自然に鮮やかな化学染料を嫌い、
伝統的な天然植物染料を取り入れた。
インディゴ染料の染桶を設置し、
それまで再現が難しかった深くて強い天然の藍色を実現した。
いちご泥棒では青色を抜染し、
赤と黄色をプリントするという手間のかかる方法をとった。

サポートサイト Wikidot.com