L*a*b表色系

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製品の色を作る時、ある目的とする色見本があり、
その色見本の色とできあがった色が同じかどうか評価する際は、
XYZ表色系を使用するのが合理的である。
L* 明るさ
a* 色相
b* 彩度

XYZ表色系色度図知覚的に等歩度じゃない。
この色度図である「明度5におけるa*,b*色度図」では色の分布がかなり均等になったが、
依然ゆがみは発生している。

色度図では、色間の距離が人間の見ている色の差を忠実に反映していないことがわかる。
したがって、色の差をこの図での色間の距離として決めてしまうと、たとえば、
青系と緑系では色差の現れ方が等しくならないため、
製品の取引などで支障をきたすことがある。

そこで、X,Y,Zの値から均等性をもつL*a*b*に変換した値を用い、
色の差をその色間の距離として表すと、取引などでは支障を未然に防ぐことができる。

色度図上の色相環を見ると、色の分布に偏りがあり、
座標値から割り出される点間の距離が均等にならない。
そこで、変換数式により新しい変数に変換することが考えられ、L*a*b表色系が誕生した。

アメリカ光学会(OSA)が測色学的な視点から均等空間が得られるように修正を施したのが、修正マンセル表色系の色票である。
この数値をxy色度図の直角座標にあてはめていくと下図のようにクモの巣状の編み目ができる
mancel_xy_5.gif
明度5における修正マンセル値
この歪んだ円は、同じ鮮やかさの色を繋いだもの。
均等性のある表色系でプロットすれば同心円になるはずである。
つまり、この、歪んだ円は、XYZ表色系知覚的に等歩度じゃないことの証拠である。
そこで、少しでも同心円になるように横軸や縦軸の目盛の歩度を加減したり、
座標軸が交叉する角度を調整したりして工夫をした。
そのためにY,x,yを新しい変数L*,a*,b*に変換することが考案された。
xy色度図に比べ、より同心円状に見えるようになった。
そのため、色の違いの程度すなわち色差を計算から求めるに際して、有効な計算式が得られることになった。

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